「希望の扉は自働扉にしよう♪」中塚貴洋の日記

シンプルな経営戦略で岡山と東京の起業家を応援する中塚貴洋の徒然日記です

希望の扉は自分で開け♪(ある社長の死)後篇

こんんちは、あなたの強みを活かした仕組みを構築し

岡山や東京での起業を応援する『ドリームゲート

アドバイザー中塚貴洋です。

 

本例の会社倒産の真因は、ビジネスモデルがなかったこと

そして、ほぼ現中小企業経営者の8割はビジネスモデルを

検討していません。

理由は、日々の繁忙業務に追われ、考える余裕などないから。

事業承継のことは検討しているが、ビジネスモデルなんて

難しいものは考えてないよという意見もあります。

 

今日1番言いたいことは、会社は社会のシステムである。

その存在意義(社会的責任)を認識してほしいということ。

 

会社の社会責任なんていうと法令順守なんて軽く片付けられて

しまいます。間違いではありませんが、単に法令だけでは

ありません。

お客がついてからは特に会社には社会的責任が自然と発生するのです。

 

会社経営を始めると、お客に対してサービスを提供します。

会社がもつ価値(サービス等)でもって、お客の抱える問題を

解決します。その感謝代金が売上です。

 

お客が解決を必要とすれば継続的に購買してくれます。

つまり、それを積み重ねていくことで売上は増え、経営が安定

してきます。

 

もし、本例の社長のように、法人とはいっても一般的な実質個人商店

である場合、会社のシステムができていない状態で本例のように亡く

なってしまうと、会社はハンドルの効かなくなった自動車のようです。

制御できなくなり、やがてどこかでクラッシュします。

 

だとすれば、御社の商品をサービスを頼りにしてきてくれたお客は

その後どうなるでしょうか?また、ほかの代替品があるから大丈夫

でしょうか?「まあなんとかなるよ」と思いますか?

 

そうであれば、他の商品でも間に合うから価格競争に遅かれ早かれ

巻き込まれ経営は安定しませんね。御社の価値はたまたま客の目に

とまった程度ですか?

 

そんな考えで経営されていては、お客はたまったものではありません

せっかく御社のサービスを見つけたのに、御社がなくなっては

また問題のある状態に逆戻りです。無責任ではないでしょうか

 

病気では仕方ないですが、でもやはり仕方なくないのです。

本例の社長の会社は特殊な技術を有していましたので、お客は大変

困りました。迷惑したといっても過言ではありません。ほかの会社

の技術では対応できず、話によるとかなり遠方の業者を頼んだよう

です。亡くなった方に文句は言えないですもんね。

気さくで良い方でしたから。。。。

 

以上の例から分かるように、実質個人商店のままでは社会責任は

果たせません。むしろ無責任な経営だったといえます。保険をかけて

いないのですから。

 

保険は良い例かもしれませんね

保険は○○生命など、大手会社によってシステム(=仕組み)ができて

います。

仮に担当者がなくなったり、担当替えがあっても大きな問題は起こら

ないでしょう?

 

大会社に必要なものでなく、小さな会社だからこそ、ビジネスモデル

というシステムが必要なのです。

 

本例ですと、社長の右腕とみていた社員はいましたので

社長が権限を委譲して仕事を全権任せてみたり、プロジェクト遂行

のマニュアルを整備するなど社長が亡くならなくても、対応できる状態

を作っておくべきだったのです。自身の実力を信じて疑わない社長はか

えってこんな場合が起こりうるのです。

 

社長がいなくても会社がまわる状態にしておくべきだったのです。

 

まさに転ばぬ先の杖がビジネスモデルとも言えます。

 

僕もあの時もっと力があったら、ビジネスモデルという概念を

知っていたら、社長に良いアドバイスできたかもしれませんね。

残念でなりません。

 

この事例が、この反省がいまのビジネスモデルを普及させる

原動力のひとつだと思います。

 

では、あなたの強みで戦略を構築する専門家 中塚貴洋でした。